中国の台湾侵攻準備に警鐘=ウクライナ戦況、あと半年が重要―米CIA長官 2023年02月03日 11時23分

米中央情報局(CIA)のバーンズ長官=2022年3月、ワシントン(AFP時事)
米中央情報局(CIA)のバーンズ長官=2022年3月、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は2日、ワシントンのジョージタウン大で講演し、中国の習近平国家主席が台湾侵攻の準備を指示したとして、「習氏の台湾に対する真剣さと野心を裏付けている」と警鐘を鳴らした。また、ウクライナに侵攻したロシア軍の攻撃が最近激化していることを踏まえ、「今後6カ月が重要だ」と語った。
 バーンズ氏は、習氏が人民解放軍に対し、2027年までに台湾侵攻の準備を整えるよう指示したことを「情報として知っている」と主張した。習氏がロシア軍の苦戦ぶりに「動揺」し、「(台湾侵攻にも)少し冷静になった」と述べる一方、「CIAとして習氏の野心を過小評価しない」と強調した。 

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