最古?のミイラ発掘=4300年前、「完全」な状態―エジプト 2023年01月27日 06時55分

26日、カイロ南郊サッカラで発見された約4300年前の墓(ロイター時事)
26日、カイロ南郊サッカラで発見された約4300年前の墓(ロイター時事)

 【カイロ時事】エジプトの首都カイロ南郊サッカラで約4300年前のものとみられる男性のミイラが発掘された。観光・考古省が26日、声明を出した。その中で、発掘を率いるエジプト考古学の権威ザヒ・ハワス博士は「王家以外で最も古いミイラ」である可能性を指摘した。
 ミイラは、深さ約15メートルの立て坑の底にあった石棺に納められていた。石棺には「ヘカシェペス」と名前が掘られており、体には金箔(きんぱく)が施されていたという。ハワス氏は、これまでに発掘された中で「最も完全」な状態だと強調した。
 また、古代エジプト第5王朝と第6王朝時代の役人や聖職者の墓も発掘され、当時の生活が描かれた絵などが発見された。 

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26日、カイロ南郊サッカラで発見された約4300年前の墓から出土した彫刻(ロイター時事)
26日、カイロ南郊サッカラで発見された約4300年前の墓から出土した彫刻(ロイター時事)

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