鉄鋼・アルミ関税は違反=米「撤回せず」―WTO判断 2022年12月10日 10時31分

スイス・ジュネーブの世界貿易機関(WTO)本部(AFP時事)
スイス・ジュネーブの世界貿易機関(WTO)本部(AFP時事)

 【ワシントン時事】世界貿易機関(WTO)の紛争処理小委員会(パネル)は9日、米国が2018年に中国などから輸入する鉄鋼・アルミニウム製品に課した追加関税について、WTO協定違反とする報告書を発表した。米通商代表部(USTR)は声明で「誤った解釈をした結論を強く拒否する」と反発。追加関税を「撤回するつもりはない」と表明した。
 トランプ前米政権は、輸入急増が国家安全保障を脅かすとして、鉄鋼に25%、アルミに10%の追加関税を発動した。パネル報告は「戦争または国際関係における緊急事態」には当たらないと判断。WTO協定上の「安保例外」は適用できないと指摘し、米国を提訴した中国、ノルウェー、スイス、トルコの主張を認めた。 

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