英、金融規制を大幅緩和へ=シティーの地位向上狙う 2022年12月10日 10時02分

ロンドンの金融街シティー(EPA時事)
ロンドンの金融街シティー(EPA時事)

 【ロンドン時事】英政府は9日、30以上の項目から成る金融規制改革案を発表した。欧州連合(EU)離脱前や2008年の金融危機後に導入した各種規制を緩和することで、国際金融センターとしての競争力低下が指摘されるロンドンの金融街シティーの地位向上を狙う。
 BBC放送によると、サッチャー政権下の1986年に実施された一連の金融市場改革以来の大規模な規制緩和となる見通し。「ビッグバン」と称される当時の徹底した市場志向の取り組みにより、シティーは活力を取り戻したとされる。
 改革案では、大手金融機関を対象に導入された、国内のリテール(個人向け)業務と高リスクの投資銀行業務などの分離規則を見直すほか、証券化や空売りに関するルール改定も検討する。EU法を廃止するなどして英国独自の規制枠組みを構築する。 

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