ロシアが民間人441人殺害=ウクライナ侵攻初期―国連 2022年12月08日 19時49分

破壊されたウクライナ北部ブチャの通りを歩く住民ら=4月6日(EPA時事)
破壊されたウクライナ北部ブチャの通りを歩く住民ら=4月6日(EPA時事)

 【キーウ時事】国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は7日、ロシアがウクライナへの侵攻を始めた2月24日から4月6日までの6週間に、首都周辺のキーウ(キエフ)州など3州で少なくとも441人のウクライナ民間人を殺害したとする報告書を公表した。戦争犯罪の可能性がある即決処刑による殺害も確認されたが、「ロシアが調査や訴追を開始した兆候はない」という。
 報告書によれば、441人のうち男性が341人と大半を占め、女性が72人、子供が28人だった。特に死者が多かったのはキーウ州ブチャで、73人の殺害が確認された。OHCHRは、3州での実際の死者数はさらに多いとみており、調査を続けている。
 死者のうち100人を詳しく分析した結果、57人が即決処刑だった。報告書は「(捕虜の人道的待遇を定めた)ジュネーブ条約の重大な違反である戦争犯罪に相当する可能性があることを強く示している」と非難した。 

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