ペルーのカスティジョ大統領が失職=国会解散命じ拘束、後任は初の女性 2022年12月08日 15時37分

7日、ペルーの首都リマで、警察車両に乗るカスティジョ前大統領(中央)(AFP時事)
7日、ペルーの首都リマで、警察車両に乗るカスティジョ前大統領(中央)(AFP時事)

 【サンパウロ時事】南米ペルーの国会は7日、汚職疑惑の渦中にある急進左派のペドロ・カスティジョ大統領が「倫理的に不適任だ」とする罷免決議案を賛成多数で可決した。カスティジョ氏は失職し、憲法に従ってディナ・ボルアルテ副大統領(60)が後を継いだ。同国で女性元首は初めて。
 ペルーでは政情不安が続いており、国会で過半数を占める野党が、昨年7月に就任したカスティジョ氏の罷免を試みたのは今回で3度目。ボルアルテ氏は2018年3月にクチンスキ氏が任期途中で辞任後、5人目の大統領となった。
 教員出身のカスティジョ氏は罷免を免れようと、採決に先立ち国会を「一時的に解散する」と宣言するとともに、国会議員選の実施を表明。国家警察は憲法に反する命令を出したとして、同氏の身柄を拘束した。
 弁護士出身のボルアルテ氏は国会での就任演説で「カスティジョ氏がクーデターを試みた。しかし、民主主義機構や街角の人々は共鳴しなかった」と強調。「国会に議席を得ているか否かにかかわらず、すべての政治勢力が参加する広範な対話を求める」と述べ、話し合いによる閉塞(へいそく)状況打開を呼び掛けた。 

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7日、ペルーの首都リマで、就任の宣誓前に演説するボルアルテ新大統領(AFP時事)
7日、ペルーの首都リマで、就任の宣誓前に演説するボルアルテ新大統領(AFP時事)

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