前警察署長の逮捕状請求棄却=部長ら2人は拘束―ソウル雑踏事故 2022年12月05日 23時27分

ソウルの繁華街・梨泰院の雑踏事故現場=10月30日(AFP時事)
ソウルの繁華街・梨泰院の雑踏事故現場=10月30日(AFP時事)

 【ソウル時事】ソウルの繁華街、梨泰院で158人が死亡した雑踏事故で、韓国警察の特別捜査本部は、多数の人出で事故が起きる可能性を予見できたにもかかわらず対応を怠ったとして業務上過失致死傷などの容疑で李林宰前竜山警察署長ら警察関係者4人の逮捕状を検察を通じ請求した。ソウル西部地裁は5日、逮捕状発付の可否を審査し、李前署長の逮捕状請求は棄却した。一方、2人の逮捕は認めた。
 地裁は李前署長ら2人については証拠隠滅の恐れなどはなく、逮捕の必要性を認めなかった。一方で、パク・ソンミン前ソウル警察庁部長とキム・ジンホ前竜山署情報課長の2人は、警察内部で事故発生の懸念を事前に指摘した報告書に関し事故後に削除を指示した疑いがあるとされ、証拠隠滅の恐れがあるとして逮捕を認めた。
 事故を巡る逮捕状請求は初めて。李前署長らはハロウィーンを前に現場周辺に大勢が集まり事故が発生する可能性を予見できたにもかかわらず警察官配置を怠り、現場から「圧死しそうだ」といった通報があったのに事故後も含め適切な対応をせず死傷者を出した疑いがあると非難されている。 

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