米政府系ラジオ、一部で禁止=国営のイスラム法専門局設立―アフガン 2022年12月05日 18時13分

警備するイスラム主義組織タリバンのメンバー=10月3日、カブール(EPA時事)
警備するイスラム主義組織タリバンのメンバー=10月3日、カブール(EPA時事)

 【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権が、米政府系の二つのラジオ局による放送の受信を一部州で禁止した。欧米発の情報へのアクセスをさらに制限する一方、シャリア(イスラム法)専門の国営ラジオ局を開設。極端なイスラム法解釈に基づく統治を進めている。
 暫定政権は1日、米政府が運営するボイス・オブ・アメリカ(VOA)や、女子教育番組も放送するラジオ・フリー・ヨーロッパ/ラジオ・リバティ(RFE/RL)のインターネットを介した聴取を13州で禁じたと発表した。情報・文化省高官はツイッターで「ジャーナリズムの原則に反する、一方的な放送のため」と主張した。
 米国務省のプライス報道官は3日、ツイッターで「アフガンの人々は(政府などの圧力を受けない)独立した報道にアクセスする権利がある」と反発。国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団(RSF)」も「決定を直ちに撤回し、独立系メディアへの抑圧とジャーナリストの恣意(しい)的な拘束をやめるよう求める」と声明を出した。 

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