白煙にまかれ逃げ惑う観客=フィールド上、至る所で催涙弾―インドネシア 2022年10月03日 07時05分

1日、インドネシア東ジャワ州マランのサッカー・スタジアムで、負傷した男性を運ぶ人々(AFP時事)
1日、インドネシア東ジャワ州マランのサッカー・スタジアムで、負傷した男性を運ぶ人々(AFP時事)

 【ジャカルタ時事】フィールドに試合後に乱入する観客、催涙弾で対応する警察―。1日夜(日本時間2日未明)にインドネシアの東ジャワ州マランのサッカー・スタジアムで起きた暴動は、催涙弾に驚いて逃げ惑った観客が一つしかない出口に駆け込み、窒息したり下敷きになったりして、多数が命を落とす惨事となった。
 現地のテレビの映像には、フィールド上で所構わず物を投げ付ける観客のほか、盾などを手に催涙ガスを至る所で発射する警察官の姿も。白い煙があちこちで上がり、出口があるとみられる方向に急ぐ多数の観客も確認できた。
 現地の警察幹部は「試合中は何ら問題はなかった。アレマがホームで久しぶりにペルセバヤに負け、ファンが不満を爆発させた。選手らにも問いただしたかったのだろう」との見方を示した。
 インドネシアでは、2021年に予定されていたものの、新型コロナウイルスの影響で延期されたU20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)が来年、開催される。観衆の態度の問題を指摘する声と同時に、警察の対応にも行き過ぎがあったのではないかとの見方も出ている。 

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