「犠牲者は英雄」=デモ・出国さなか愛国心訴え―プーチン氏 2022年10月01日 00時02分

30日、モスクワのクレムリン(ロシア大統領府)で、「編入条約」調印を喜ぶプーチン大統領(中央)と親ロシア派幹部(EPA時事)
30日、モスクワのクレムリン(ロシア大統領府)で、「編入条約」調印を喜ぶプーチン大統領(中央)と親ロシア派幹部(EPA時事)

 「犠牲となった将兵全員が英雄。偉大なるロシアの英雄だ」。クレムリン(ロシア大統領府)のひときわ荘厳な「ゲオルギーの間」で、30日午後(日本時間夜)に演説したプーチン大統領の声は、ウクライナの危機と作戦に触れると、ひときわ大きくなった。
 上下両院議員から割れんばかりの拍手を浴びると、黙とうを提案。予備役の動員令が出て、デモや出国が広がるロシア社会に「愛国心」を必死で訴えるかのようだった。
 感情を高ぶらせ、30分以上続いた大演説は、2月の侵攻開始以降では異例だ。作戦の具体的方針には触れなかったが、ウクライナ東・南部4州の併合を念頭に「偉大なる歴史的なロシア」のための戦いを訴えた。
 モスクワ入りした親ロシア派幹部4人と「編入条約」に調印後、5人の手を一つに重ね合わせた。「万歳」「ロシア」という会場の声が大きくなると、トップ自ら興奮した様子で「ロシア」コールに加わった。 

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30日、モスクワのクレムリン(ロシア大統領府)で、「編入条約」調印の式典で拍手する議員ら(ロイター時事)
30日、モスクワのクレムリン(ロシア大統領府)で、「編入条約」調印の式典で拍手する議員ら(ロイター時事)

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