ウクライナ、NATO加盟申請=対ロシア抑止強化、併合強行で 2022年10月01日 00時39分

ウクライナのゼレンスキー大統領=15日、キーウ(キエフ)(EPA時事)
ウクライナのゼレンスキー大統領=15日、キーウ(キエフ)(EPA時事)

 【ワルシャワ時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は30日、北大西洋条約機構(NATO)への加盟申請を表明した。ロシアによる核兵器使用に対する懸念が強まる中、NATO加盟で抑止力を強化する狙いとみられる。通信アプリ「テレグラム」で語った。
 ロシアはかねて、NATOの東方拡大を安全保障上の脅威と主張し、ウクライナのNATO加盟に反対してきた。ただ、ロシアのプーチン大統領がウクライナ東・南部4州併合を強行し、一線を越えたことで、ウクライナも対抗措置として正式な加盟申請に踏み切ったとみられる。
 ゼレンスキー氏は、ウクライナとNATO加盟国は互いに信頼、支援し合っており、「既に事実上の同盟関係にある」と指摘した。その上で「われわれはきょう、これを法的な関係にするために(NATO加盟を)申請する」と明らかにした。通常の加盟手続きではなく、より迅速な承認を要請するという。
 これに先立ち、ゼレンスキー氏は緊急の国家安全保障・国防会議を招集した。この中で「欧州・大西洋地域とウクライナの集団安全保障を確たるものにするための手段」について協議。NATO加盟は国際社会によるウクライナ支援を強化するとともに、NATOによる対ロシア核抑止戦略の発動を促すと説明した。 

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29日、ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクで、放置されたロシア軍の戦車(AFP時事)
29日、ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクで、放置されたロシア軍の戦車(AFP時事)

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