小惑星軌道そらす実験実施=人類初、SF映画ほうふつ―NASA 2022年09月27日 09時15分

26日、米航空宇宙局(NASA)が生中継した宇宙船「DART」が衝突する直前の小惑星ディモルフォス(AFP時事)
26日、米航空宇宙局(NASA)が生中継した宇宙船「DART」が衝突する直前の小惑星ディモルフォス(AFP時事)

 【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は26日夜(日本時間27日午前)、小惑星に無人宇宙船を衝突させて軌道をそらす実験を行った。人類史上初の試みで、小惑星などが将来地球に衝突しそうになった時に備えるのが狙いだ。
 米SF映画の「アルマゲドン」(1998年)や「ドント・ルック・アップ」(2021年)では、地球に衝突する小惑星や彗星(すいせい)の軌道をそらすために奮闘する人々が描かれた。今回の実験はこうした映画をほうふつとさせる。
 NASAは小型自動車とほぼ同じ大きさの宇宙船「DART」を2021年11月24日に打ち上げた。地球から約1100万キロ離れた小惑星ディディモスの衛星ディモルフォスに衝突させ、軌道をそらすことができるかを試した。
 DARTは26日午後7時15分(日本時間27日午前8時15分)、秒速約6キロの速さで直径約160メートルのディモルフォスに衝突することに成功した。ただ、軌道が変わったかどうかが判明するまでには数日から数週間かかる見通しだ。 

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小惑星ディディモスと衛星ディモルフォスに接近する米宇宙船「DART」のイメージ図=米航空宇宙局(NASA)提供(AFP時事)
小惑星ディディモスと衛星ディモルフォスに接近する米宇宙船「DART」のイメージ図=米航空宇宙局(NASA)提供(AFP時事)

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