元徴用工、「衝突避け補償」=非核化意志示せば北朝鮮支援―韓国大統領 2022年08月17日 11時21分

17日、ソウルで記者会見する韓国の尹錫悦大統領(EPA時事)
17日、ソウルで記者会見する韓国の尹錫悦大統領(EPA時事)

 【ソウル時事】韓国の尹錫悦大統領は17日、就任100日の記者会見を開いた。日韓の懸案である元徴用工訴訟に関し、「日本が憂慮する主権問題に衝突することなく、債権者(原告)が補償を受けることのできる方策を今深く検討中だ」と明らかにした。
 尹氏は「未来志向的な協力関係を強化するとき、譲歩と理解を通じて歴史問題がより円満に早く解決できると信じている」と述べた。「私は肯定的に見ている」と解決に自信も示した。
 訴訟に関しては19日にも韓国の最高裁で、原告が差し押さえた日本企業の韓国内資産の売却命令が確定する可能性がある。日本政府は補償を含め1965年の日韓請求権協定で解決済みという立場。尹氏は日本政府の立場との衝突を避けるという意味で「主権問題」と表現したとみられる。
 尹氏は15日の「光復節」の演説で、北朝鮮が核開発を中断し実質的な非核化に転換すれば、段階的に経済支援するという「大胆な構想」を打ち出しており、この構想を改めて説明。「先に全て非核化しろという意味ではなく北朝鮮が確固たる意志さえ示せば、可能な支援をする」と述べ、初期段階から支援ができると呼び掛けた。 

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