原発攻撃「自殺行為」=核先制不使用の誓約を―グテレス国連総長 2022年08月08日 12時11分

記者会見するグテレス国連事務総長=8日、東京都千代田区
記者会見するグテレス国連事務総長=8日、東京都千代田区

 来日中のグテレス国連事務総長は8日午前、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、ウクライナ南東部のザポロジエ原発に対する砲撃が相次いでいる事態について「原発への攻撃は自殺行為だ」と懸念を表明した。
 ロシアとウクライナが互いに相手側による攻撃だと非難し合う中、グテレス氏は砲撃主体について言及しなかったものの、国際原子力機関(IAEA)が同原発を直接訪問できるよう「状況安定化のための取り組みを支持している」と語った。
 グテレス氏は、6日に広島市で開かれた平和記念式典に初めて出席し、核保有五大国に核兵器の「先制不使用」を約束するよう呼び掛けた。8日の会見で「まだ2日しか経過していないが、五大国からは何の反応もない」と述べた上で、ウクライナで核の威嚇を強めるロシアなどを念頭に「核兵器でにらみ合う危険性が高まっている。核兵器を誰も先に使わなければ、核戦争にはならない」と強調。先制不使用の誓約を改めて求めた。 

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