ミサイルで21人死亡=集合住宅など直撃―ウクライナ南部 2022年07月01日 17時51分

 【イスタンブール時事】ウクライナ南部オデッサ州で1日、9階建ての集合住宅などにミサイルが着弾し、当局によると子供を含む少なくとも21人が死亡、30人以上が負傷した。ロシア軍の侵攻下にあるウクライナでは、民間人を巻き込むロシア軍の攻撃に歯止めがかからない状況だ。
 大破した集合住宅では16人が死亡。周辺の別の施設も被害を受け、5人の死者が出た。ロイター通信によると、集合住宅には150人以上が暮らしていたとされ、死傷者はさらに増える恐れがある。現場での捜索活動で40人以上が救出された。
 ロシア軍は6月30日、ウクライナ側との激戦の末、オデッサ州沖合の黒海に浮かぶ要衝ズメイヌイ(蛇)島から撤退した。ウクライナ大統領府のイェルマーク長官は「ロシアは戦場での敗北に、民間人攻撃で応じた」と訴えた。
 ウクライナ国防省によれば、オデッサ州に着弾したのは、6月27日に中部クレメンチュクの大型商業施設に撃ち込まれたものと同じタイプのミサイルという。クレメンチュクへの攻撃では少なくとも20人が死亡した。
 29日は南部ミコライウでも5階建ての集合住宅が攻撃されており、ウクライナ非常事態庁は1日、8人の死亡が確認されたと明らかにした。 

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