ロシア侵攻でNATO結束=中国は秩序への「構造的挑戦」―バイデン米大統領 2022年06月30日 22時24分

30日、マドリードで記者会見するバイデン米大統領(EPA時事)
30日、マドリードで記者会見するバイデン米大統領(EPA時事)

 【マドリード時事】バイデン米大統領は30日、マドリードで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議後に記者会見し、ロシアのウクライナ侵攻でNATOはより結束したと語った。ウクライナへの支援については「必要な限り」続けると強調。近く8億ドル(約1100億円)の追加軍事支援を行うと語った。
 バイデン氏は会見で「民主主義国が立ち上がって侵攻に対抗し、ルールに基づく秩序を守っている」と指摘し、NATOの強固な結束を強調。NATOへの攻撃に踏み切れば「加盟国の領土を守り抜く」と述べ、ロシアのプーチン大統領をけん制した。
 北欧のフィンランドとスウェーデンがNATO加盟に道筋を付けた今回の首脳会議について、「同盟強化と今後直面する脅威を認識する」ことが主題だったと振り返った。その上で、ロシアの脅威に加え、覇権主義的な動きを強める中国を名指しし、ルールに基づく国際秩序に「構造的な挑戦」を突き付けていると訴えた。
 また、北欧2カ国のNATO加盟支持に転じたトルコへのF16戦闘機売却については「売却すべきだという立場を変えたことはない」と説明。「(加盟支持の)見返りではない」と強調した。 

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