欧州、核合意で「イランに失望」=前政権から後退、再建に暗雲 2021年12月03日 22時00分

3日、ウィーンで開かれた核合意再建のための合同委員会の会場を去るイランのバゲリ外務次官(AFP時事)
3日、ウィーンで開かれた核合意再建のための合同委員会の会場を去るイランのバゲリ外務次官(AFP時事)

 【ベルリン時事】AFP通信によると、核合意再建のためにウィーンでイランと交渉を続けていた英仏独は3日、イランに対してこれまでの交渉経過から後退しているとして、「失望と懸念」を表明した。先月29日から、イランで反米保守のライシ政権が成立して以来初となる正式協議が行われていたが、再建に向けて暗雲が広がった形だ。
 イランは、米国によるすべての制裁解除などを盛り込んだ合意文書の草案を当事国に提出。英仏独は、イランの草案は「(前政権との)数カ月に及ぶ努力の末にこぎ着けた困難な妥協策のほぼすべてから後退している」と批判した。その上で、「どうやってこの溝を現実的な時間軸の中で埋められるかは不明だ」と強調した。 

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