北朝鮮、寧辺の核施設拡充か=専門家「ウラン生産25%増」―米報道 2021年09月17日 18時05分

北朝鮮・寧辺の核施設の衛星画像。上は8月3日に撮影。下は建設作業が進む9月14日撮影の写真(c)2021Maxar Technologies(AFP時事)
北朝鮮・寧辺の核施設の衛星画像。上は8月3日に撮影。下は建設作業が進む9月14日撮影の写真(c)2021Maxar Technologies(AFP時事)

 米CNNテレビは16日、北朝鮮が北西部・寧辺の核施設を拡充し、核兵器に使用可能な高濃縮ウランの生産能力を高めようとしている可能性があると報じた。人工衛星画像を分析した専門家の話として伝えた。
 衛星画像には、寧辺のウラン濃縮施設で拡張工事が行われている様子が写っているという。米ミドルベリー国際大学院の核専門家ジェフリー・ルイス氏はCNNに対し、「新たに拡張されたエリアは約1000平方メートルで、1000基の遠心分離機を設置することができる。それにより、高濃縮ウランの生産能力が25%増える」と説明した。
 寧辺の核施設をめぐっては、国際原子力機関(IAEA)が、最近公表した北朝鮮についての報告書で、黒鉛減速炉を再稼働させた兆候があると指摘し、「深刻な懸念」を示していた。
 北朝鮮は今月11、12両日に新型の長距離巡航ミサイルの発射実験を実施。15日には日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射し、核・ミサイル開発を含む軍事力強化を進める姿勢を見せている。 

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