「家畜にも福祉」=生体の海路輸出停止へ―NZ 2021年04月14日 19時01分

 【シドニー時事】ニュージーランド(NZ)政府は14日、生きたままの家畜を船で輸出することについて、最長2年の移行期間を経て停止すると発表した。中国などが影響を受ける見通しだが、NZ政府は「高い水準の動物福祉を誇る国の信用を維持する」ためだと説明した。
 NZで家畜の海路輸出は年平均約6000万NZドル(約46億円)。一次産業の輸出収入全体に占める比率は0.2%程度にとどまる。一方、家畜が長い距離を狭い船の中で過ごすことに対して、動物福祉の観点から懸念する声が根強い。
 オコナー農相は、動物福祉に対する監視の目が厳しくなる中、「われわれが世界を先取りしなければならない」と強調した。
 昨年9月には、NZから中国向けに輸出された牛約5800頭を乗せた貨物船が、鹿児島県の奄美大島沖で遭難する事故があった。 

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