日本株出遅れ修正へ
楽天証券チーフグローバルストラテジスト香川睦氏 2022年01月11日 14時20分

 東京株式市場は新型コロナウイルス禍で停滞していた経済活動の再開を背景に、米国に比べ目立ってきた出遅れ感の修正が進みそうだ。日経平均株価は3月末にかけて3万1000円を目指すだろう。
 米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策が正常化に向かう中、米長期金利は昨年11月以降、上昇基調にある。機関投資家は価格下落懸念の高まる国債よりも、株や不動産などリスク資産の配分度合いを高めている。この流れは割安感が意識される日本株に追い風で、トヨタ自動車株など大型の好業績銘柄を中心に買いが入りやすくなる。
 相場のリスクは、米金融政策変更への警戒感に加え、新型コロナの新たな変異株が出現し経済を冷え込ませる懸念、ウクライナや朝鮮半島の情勢をめぐる地政学リスクなど、複数の悪材料が同時発生する事態だ。その場合、日経平均は2万8000円前後まで下落する場面もあり得る。

私の相場観