新変異株で不安定に
ニッセイアセットマネジメント・チーフ・アナリスト松波俊哉氏 2021年12月02日 14時12分

 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が現れたことで、株式市場の状況は変わってしまった。ワクチンの有効性、感染力の強さ、重症化や死亡の割合について不透明性が残る限り、市場は不安定になる可能性がある。
 もしオミクロン株の凶暴性がデルタ株より高いことが証明されると、経済正常化のシナリオは修正を迫られる。そうなれば日経平均株価はデルタ株への懸念で8月に付けた2万7000円の水準を割り込むことを覚悟しなければならないが、これはあくまでリスクシナリオだ。
 メインシナリオは異なる。ワクチンの接種や開発体制の整備が進んでおり、今回はゼロからの対応ではない。オミクロン株に対する各国の水際対策は早かった。新規感染者もデルタ株が流行した今夏ほど急増しておらず、日経平均は年末に向けて3万円に戻っていくイメージを持っている。

私の相場観