年末に向け戻り試す
岡三証券シニアストラテジスト山本信一氏 2021年11月29日 14時22分

 株式市場は経済活動が正常化に向かうとの期待を背景に、戻りを試す展開となるだろう。年末に向けた日経平均株価のめどは3万円とみている。
 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が世界経済に及ぼす影響には不透明感が強く、日経平均もここ最近の2万9000円台のこう着状態からいったん下放れした形だ。ただ、日本企業の業績は基本的に良好で、国内のコロナ感染も抑えられている。人々が先送りしてきた消費への意欲は根強く、目先は外食や不動産、レジャー施設関連が相場を押し上げるのではないか。
 しかし、海外勢を含む投資家には、米国株などに比べ日本株の上値を買い進める勢いは乏しい。変異株が世界的に拡大し、再開に向かっていた人々の国境を越える往来が途絶えてしまうと、景況感は後退を強いられるだろう。日経平均が2万8000円程度まで下げる展開も視野に入れておきたい。

私の相場観