年度末にかけ上昇相場
東京海上アセットマネジメント株式運用部長中川喜久氏 2021年11月24日 15時01分

 企業の中間決算はしっかりした内容で、業績回復期待が一段と強まりそうだ。下期は部品供給網の混乱が心配されたが、自動車生産などは正常化の動きが出ている。国内の新型コロナウイルス感染の状況は落ち着いており、今後3回目の接種が行われることを考えれば深刻な第6波は避けられる可能性が大きい。
 選挙で与党が勝つと、その後60~90日間はご祝儀相場で株価が上昇するという経験則もある。こうしたことから日経平均株価は年末に3万1500円、2022年3月末には3万2000円程度まで上昇するとみている。このあたりが上昇相場の佳境となる。
 インフレの動向は心配している。現在の資源価格高騰の影響が出てくるまでに時間がかかる。来年度は東日本大震災後の12年度と同様、期中に業績予想が下方修正される恐れがあり、警戒すべきだ。企業業績への不安が高まれば株価の重しとなるだろう。

私の相場観