2万8000円割れも
証券ジャパン調査情報部副部長野坂晃一氏 2021年04月06日 15時09分

 日経平均株価の3万円前後の水準では当面の利益を確保する売りが多い。昨秋以降の急速な株価上昇の反動で売り注文が出やすく、5月中旬までに日経平均は一時2万8000円を下回る可能性がある。
 4月下旬から2021年3月期の決算発表が本格化する。株価が高水準にある銘柄は多く、業績の改善が確認されても投資家は好材料が出尽くしたと受け止め、株価はいったん下落するとみている。外国為替相場が円安方向に動いていることも、日本株のドル換算額の目減りを嫌う海外投資家には短期的なマイナス材料と映る。資金が豊富な海外勢が本格的な買いを再開するのは、円安進行が止まった後になると予想する。
 このため株価上昇に大量の資金流入が必要となる大型銘柄は当面、上値が重そうだ。少ない買い注文でも値上がりすることの多い中小型銘柄が投資対象として有望だろう。

私の相場観