当面はもみ合い
マネックス証券マーケット・アナリスト益嶋裕氏 2021年04月01日 14時55分

 世界の中央銀行が新型コロナウイルス流行への対応で異例の金融緩和を続け、米政権が大型財政支出を予定する中、株式市場は堅調さを維持するだろう。ただ日経平均株価は企業業績などに照らして既に割高感があるため上値追いは限定的で、上場企業の決算発表が本格化する初夏までは新規の材料難からレンジ内でもみ合いそうだ。
 米国経済は金融緩和の継続に加えたバイデン政権の超大型財政出動により、コロナ前の水準を超えて過熱に向かい、日本を含む各国の経済にも好影響が及ぶだろう。4月下旬からの決算で日本の企業業績見通しが改善すれば、日経平均は年央にかけて3万2000円を試す可能性がある。
 しかし日経平均は2~3月に既に3万円の大台を付けており、一定の達成感もある。短期的には上昇の勢いは乏しく、新型コロナ関連などの悪材料をきっかけに2万8000円程度まで調整する場面もあり得る。

私の相場観