〔NY金〕続伸、2379.70ドル(10日) 2024年07月11日 03時46分

 【ニューヨーク時事】10日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対主要通貨でのドル軟化に伴う割安感などを手掛かりに買われ、続伸した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比11.80ドル(0.50%)高の1オンス=2379.70ドル。
 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はこの日、前日の上院銀行委員会に続き、下院金融サービス委員会で2日目の議会証言に臨んだ。上院で、パウエル氏は今後の統計次第としながらも、インフレ減速を示す指標が続けば「(利下げへの)確信が強まる」などと発言。これが年内利下げを示唆する内容と受け止められ、この日は米金利が低下し、外国為替市場ではドルがユーロなどの主要通貨に対して軟化した。
 これを材料に、金相場は堅調に推移。午前には一時2390ドル台で取引された。しかし、パウエル氏は下院で、インフレ鈍化について「いくらか自信があるものの、十分な確信には至っていない」とトーンダウン。一部の発言を受けて、米金利が上昇に転じる場面もあり、金相場の上値は抑えられた。また、米労働省が翌11日に発表する6月の消費者物価指数(CPI)のへの警戒感も強く、終盤には上げ幅を縮小した。
 このほか、金産業の国際貿易協会ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が前日公表した調査によると、現物の裏付けがある金上場投資信託(ETF)は6月に14億ドルの流入超を記録。欧州とアジア市場がけん引し、2カ月連続のプラスとなった。

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