〔米株式〕NYダウ上げ幅拡大、217ドル高=ナスダックも高い(10日午後2時) 2024年07月11日 03時20分

 【ニューヨーク時事】10日午後のニューヨーク株式相場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受けて買いの勢いが強まり、上げ幅を拡大している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午後2時現在、前日終値比217.10ドル高の3万9509.07ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は182.97ポイント高の1万8612.26。
 パウエルFRB議長は10日、金融政策や経済に関して下院金融サービス委員会公聴会で証言した。パウエル氏の発言は、前日の上院銀行委員会での証言を踏襲する内容で、利下げ開始を判断するには、一段の物価圧力沈静化に関する指標を確認する必要があることを示唆した。ただ、利下げ開始について、物価目標の2%到達まで待つことはないと言明したため、市場の9月利下げ期待を幾分後押しする形となり、投資家の買い意欲が高まった。
 市場の関心は、11、12日にそれぞれ公表される米国の消費者物価指数(CPI)、卸売物価指数(PPI)に加え、米主要企業の2024年4~6月期決算発表に向いている。先陣を切る形でJPモルガン・チェース、シティグループなど金融大手が12日に決算を発表する。
 個別銘柄では、アムジェン、ハネウェル・インターナショナル、アップルなどがいずれも1%超高となり、ダウ平均全般の上げをけん引。一方、ビザ、セールスフォースなどが1%超安となり、下押している。ファウンドリー(半導体受託製造)世界最大手TSMC(台湾積体電路製造)は約3%上伸。人工知能(AI)技術関連の半導体需要の急増を背景に4~6月期の売上高が市場予想を上回ったことが要因。これを受けて、マイクロン・テクノロジー、エヌビディア、アームなど米半導体関連の一角にも買いが広がっている。

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