ハマス、5日連続で人質解放=イスラエル、戦闘休止の再延長協議か 2023年11月29日 04時35分

28日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファでハマスとイスラム聖戦の戦闘員から赤十字関係者に引き渡される人質(AFP時事)
28日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファでハマスとイスラム聖戦の戦闘員から赤十字関係者に引き渡される人質(AFP時事)

 【エルサレム時事】イスラエル首相府は28日、イスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザで拘束していた人質12人を解放したと発表した。イスラエルとハマスは、同日朝に期限が迫っていた戦闘休止を2日間延長。ハマスは5日間で、外国人を含め計81人の身柄をイスラエル側に引き渡した。イスラエル側も収監していたパレスチナ人30人を釈放し、収容施設を出たパレスチナ人は計180人となった。
 今回ガザでの拘束を解かれたのは、未成年者と女性のイスラエル人10人と、タイ人2人。イスラエルとハマスの交渉を仲介してきたカタールの外務省は、オーストリア、アルゼンチン、フィリピンの二重国籍者がイスラエル人に含まれると説明した。
 ハマス以外の武装組織なども人質を取っているとされ、ハマスと連携するガザの武装組織「イスラム聖戦」も声明で、拘束していた民間人を引き渡したと表明した。ハマスが公開した映像には、群衆が歓声を上げる中、ハマスとイスラム聖戦の戦闘員が人質の両脇に立ち、移送を担う赤十字国際委員会(ICRC)の車両まで付き添って歩く様子が映されている。
 報道によると、カタールでは28日、同国のムハンマド首相兼外相と、イスラエルの対外情報機関モサド、米中央情報局(CIA)、エジプト情報機関の各長官が協議。関係者はロイター通信に、協議では戦闘休止の再延長と「合意の次の段階について議論する」と明かした。 

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28日、ヨルダン川西岸ラマラで、釈放されたパレスチナ人を乗せたバスを囲む群衆(AFP時事)
28日、ヨルダン川西岸ラマラで、釈放されたパレスチナ人を乗せたバスを囲む群衆(AFP時事)

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