〔米株式〕NYダウ小動き、22ドル高=ナスダックは安い(28日午前) 2023年11月29日 00時33分

 【ニューヨーク時事】28日午前のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの講演待ちで様子見ムードが強く、小動きとなっている。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時20分現在、前日終値比22.42ドル高の3万5355.89ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は16.89ポイント安の1万4224.13。
 この日午前はFRB理事のウォラー氏とボウマン氏がそれぞれ講演。ウォラーFRB理事は、最近の指標ではインフレと景気の鈍化が示されていると指摘した上で、「政策が現在、景気を鈍化させ、インフレ率を2%に低下させる上で申し分ない位置にあると次第に確信している」と発言。利上げ打ち止めを示唆した形となった。この日午後には、バーFRB副議長の講演とオンライン討論会も控えており、市場では利下げ時期を探る手掛かりを得たいとの思惑から依然様子見ムードが広がっている。
 一方、米有力調査会社コンファレンス・ボードが発表した11月の消費者景気信頼感指数は102.0(前月99.1)と、市場予想(ロイター通信調べ)の101.0を若干上回ったが、市場への影響は限定的だった。
 個別銘柄では、投資判断引き上げが好感されたボーイングが1.3%高となり、ダウ平均の上値を支えている。感謝祭(23日)明けから本格化した年末商戦では、オンライン販売の活況が報告される中、関連銘柄にも買いが波及。後払い決済サービス(BNPL)のアファーム・ホールディングスが3%超高となっている。一方、クラウドセキュリティー大手のゼットスケーラーは1%安で推移している。

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