〔米株式〕ダウ続伸、203ドル高=MSがけん引(20日) 2023年11月21日 06時30分

 【ニューヨーク時事】週明け20日のニューヨーク株式相場は、マイクロソフト(MS)が上げをけん引し、続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比203.76ドル高の3万5151.04ドルで終了。終値で3万5000ドル台に達したのは8月中旬以来3カ月ぶりとなる。
 ハイテク株中心のナスダック総合指数は159.05ポイント高の1万4284.53で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比1億1746万株減の8億6546万株。
 MSは、対話型AI(人工知能)を手掛けるオープンAIの最高経営責任者(CEO)を解任されたサム・アルトマン氏を迎え入れることを決定。資本関係にあるオープンAIの解任劇に端を発したMSのAI戦略を巡る不透明感が和らいだことが好感され、買いが膨らんだ。
 米長期金利の低下傾向も相まって、値頃感が出たハイテク株は全般的に買われた。
 個別銘柄では、インテルが2.1%高、セールスフォースが1.8%高、ドイツ銀が投資判断を引き上げたボーイングが4.7%高と伸長した。一方、キャタピラーは1.0%安、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は0.5%安、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは0.9%安だった。

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