〔NY外為〕円、148円台半ば(20日朝) 2023年11月20日 23時24分

 【ニューヨーク時事】週明け20日午前のニューヨーク外国為替市場では、海外市場で進んだ円買い・ドル売りの流れを引き継ぎ、円相場は1ドル=148円台半ばに上昇している。午前9時現在は148円45~55銭と、前週末午後5時(149円56~66銭)比1円11銭の大幅な円高・ドル安。
 米利上げ打ち止め観測などを背景に海外市場で強まった円買い・ドル売りがニューヨーク市場に入ってからも継続。円高・ドル安地合いで取引を開始した。今週は米感謝祭を控えていることから、ポジション調整の円買い・ドル売りが中心となっているもよう。市場はこの日午前に米民間有力調査会社コンファレンス・ボードが発表する10月の景気先行指標総合指数や、午後に予定されている米20年債入札にも注目している。
 CMEグループのフェドウオッチによると、市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送ることをほぼ確実視する一方、来年5月に利下げされる可能性を5割弱程度織り込んでいる。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0925~0935ドル(前週末午後5時は1.0908~0918ドル)、対円では同162円25~35銭(同163円23~33銭)と、98銭の円高・ユーロ安。

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