〔NY外為〕円、139円台前半(5日午前10時30分) 2023年06月05日 23時44分
【ニューヨーク時事】週明け5日午前のニューヨーク外国為替市場では、この日朝発表の米経済指標が低調な内容だったことを背景に、円相場は1ドル=139円台前半に上昇している。午前10時30分現在は139円30~40銭と、前週末午後5時(139円93銭~140円03銭)比63銭の円高・ドル安。
前週末に発表された5月の米雇用統計の非農業部門就業者数が市場予想を大幅に上回り、労働市場の底堅さを示唆するような内容だったことを受け、米長期金利が上昇。日米金利差の観点からドル買いが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ、この日のニューヨーク市場も円安・ドル高地合いで取引を開始した。
ただ、その後米サプライ管理協会(ISM)が発表した5月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)が50.3と、前月から1.6ポイント低下し市場予想を下回ったほか、昨年12月以来5カ月ぶりの低水準となった。米景気の減速を示唆するような内容だったことを受け、相場は一転して円買い・ドル売りが優勢となっている。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0710~0720ドル(前週末午後5時は1.0702~0712ドル)、対円では同149円30~40銭(同149円78~88銭)と、48銭の円高・ユーロ安。