〔NY金〕3日ぶり反発、1973.50ドル(28日) 2023年03月29日 04時35分

 【ニューヨーク時事】28日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル下落に伴う割安感などを支えに買い戻しが入り、3営業日ぶりに反発した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は、前日比19.70ドル(1.01%)高の1オンス=1973.50ドル。
 米地方銀行ファースト・シチズンズ銀行によるシリコンバレー銀行の買収合意が引き続きリスク選好の流れを後押し。安全資産とされる金に対する需要が弱まった半面、基軸通貨のドル下落に伴う割安感が支えとなり、早朝以降はジリ高で推移した。
 米民間有力調査機関コンファレンス・ボードが午前に発表した3月の消費者景気信頼感指数は前月から上昇し、市場予想を上回る強めの内容。向こう1年間のインフレ期待も高水準を維持した。これを受け、ドルが買い戻された場面ではやや値を削ったものの、その後は一段高となった。
 現行の利上げ局面が終わりに近づいているほか、経済がリセッション(景気後退)入りするとの懸念がくすぶっているとして、市場からは金相場の見通しは引き続き強気との分析も聞かれた。

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