〔NY石油〕WTI続伸、75ドル近辺(7日午前) 2023年02月07日 23時35分
【ニューヨーク時事】7日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、中国のエネルギー需要回復期待やトルコの地震の影響に伴う供給懸念を背景に続伸している。米国産標準油種WTI中心限月3月物は午前9時20分現在、前日清算値(終値に相当)比0.88ドル高の1バレル=74.99ドル。
中国が厳格な新型コロナウイルス感染拡大防止対策「ゼロコロナ」政策を解除したため、経済活動再開の本格化に伴い同国のエネルギー需要が急拡大するとの期待が、引き続き支援要因となっている。
トルコで6日発生した地震の影響で同国ジェイハン港にある主要石油輸出拠点が操業停止。これに伴い、イラクとアゼルバイジャンからの原油輸送が停止したと伝わり、供給懸念が台頭していることも原油買いにつながっている。ロイター通信によると、バクー・トビリシ・ジェイハン(BTC)ターミナル(日量100万バレル)は被害調査のため、8日まで閉鎖されるという。