〔東京外為〕ドル、161円台半ば=米株堅調で上昇(11日) 2024年07月11日 09時18分

 11日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、堅調な米国株を受けてリスク選好のドル買い・円売りが強まり、1ドル=161円台半ばに上昇した。午前9時現在、161円57~58銭と前日(午後5時、161円49~50銭)比08銭の小幅ドル高・円安。
 前日の海外市場では、欧州時間は欧州主要国株の上昇により、リスク選好のドル買い・円売りが強まり、161円60銭前後まで値を上げた。その後の米国時間は、米株高やポンド円などクロス円の上昇でジリ高となり、中盤には161円80銭付近まで水準を切り上げた。終盤は、利益確定や持ち高調整の売りが優勢となり、161円50銭前後まで軟化した。
 パウエルFRB議長の証言について「必ずしもハト派的ではなかったが、利下げの期待感がみられる」(外為仲介業者)との見方があった一方、「市場への影響は限定的だった」(国内証券)と評する声も聞かれた。
 このところ米長期金利は低下傾向にあるものの、ドル高・円安基調に変化はなく、市場からは「金利とドル円の相関が薄くなってきているため、推移の説明が難しくなってきている」(前出の国内証券)という。
 この日の東京時間は、日本時間の今夜に発表される6月の米CPIなどの経済指標を控えて様子見ムードが広がり、小動きにとどまる公算が大きい。手掛かり材料の不足に加え、162円に近づくと政府・日銀による介入警戒感が高まる一方、円の先安基調を背景に押し目買いも入りやすく、方向感は出にくい模様。
 ユーロは対円で堅調で、対ドルでは強含んだ。午前9時現在、1ユーロ=175円05~06銭(前日午後5時、174円66~68銭)、対ドルでは1.0833~0833ドル(同1.0816~0816ドル)。

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