〔米株式〕ダウ4日ぶり反落、173ドル安=中東情勢緊迫化で(1日) 2024年10月02日 05時33分
【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク株式相場は、中東情勢緊迫化を背景としたリスク回避の売りが進み、4営業日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比173.18ドル安の4万2156.97ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は278.81ポイント安の1万7910.36で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3億6462万株減の9億7266万株。
イスラエル軍は同日、イランがイスラエルに向けて複数のミサイルを発射したと明らかにした。反撃の可能性を示唆したため、中東情勢の一段の悪化が避けられないとの見方から、ハイテク株など幅広い銘柄の売りが膨らんだ。ダウの下げ幅は一時380ドルを超えた。
一方、産油国からの供給混乱が生じるとの懸念から原油先物相場が上昇したことを受け、シェブロンやエクソンモービルなどエネルギー関連銘柄は買われた。
ダウ構成銘柄は、アップルが2.9%安、JPモルガン・チェースが1.8%安、マイクロソフトが2.2%。財務基盤強化に向けて新株発行を検討していると報じられたボーイングは1.4%高、メルクは1.0%高、ビザは1.0%高だった。