〔東京外為〕ドル、161円台半ば=FRB議長発言で上昇(10日午後5時) 2024年07月10日 17時07分

 10日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、前日の海外時間にパウエルFRB議長の発言を受けて買われた流れを維持し、1ドル=161円台半ばに水準を切り上げている。午前中には一時161円60銭近くまで上昇したが、その後は買い一服となり、午後はやや伸び悩んだ。午後5時現在は、161円49~50銭と前日(午後5時、160円91~92銭)比58銭のドル高・円安。
 ドル円は早朝、前日の海外時間に買いが優勢となった流れから、161円30銭台で取引された。午前9時以降、実需筋の買いが強まり、仲値すぎには161円60銭近くに上昇。時間外取引での米長期金利の上昇も支援要因。ただ、同水準では上値が重く、正午にかけて161円50銭前後に伸び悩んだ。午後はやや買いが強まる場面もあったが、米長期金利の上昇一服で上値が重く、終盤は161円40銭前後を軸にもみ合った。
 パウエルFRB議長は9日の議会証言で、「インフレが2%の目標に向かって持続的に低下するとの確信をさらに得るまで利下げが適切とは思わない」と強調。ハト派発言を期待した米金融市場では「思ったよりもタカ派だったため、ドル円は買いが優勢になった」(FX業者)とされ、一時161円50銭台に上昇。終盤はやや水準を切り下げた。
 東京時間は「午前中は買われたが、一段と上値を追う材料には乏しい」(為替ブローカー)とされ、午後は調整的な売りに伸び悩む展開だった。朝方からの値動きは「おおむね上に行ってこいで、方向感を欠いた」(大手邦銀)という。目先も「11日に6月の米CPIの発表を控え、動きにくいだろう」(同)との声が聞かれた。
 ユーロは終盤、対円、対ドルで小動き。午後5時現在は、1ユーロ=174円66~68銭(前日午後5時、174円06~07銭)、対ドルでは1.0816~0816ドル(同1.0817~0817ドル)。

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