〔東京外為〕ドル、157円台前半=米利下げ観測後退で上昇(11日午後5時) 2024年06月11日 17時05分

 11日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが強い中、米利下げ観測の後退を受け、1ドル=157円台前半に上昇した。午後5時現在は、157円34~34銭と前日(午後5時、157円00~00銭)比34銭のドル高・円安。
 午前は、前日の東京市場の終盤並みの水準で推移。仲値に向けては国内輸入企業のドル買い・円売りが優勢となり、正午すぎには一時157円30銭を超えた。
 午後は上値の重い展開になり、小さい値幅で上下した。日本時間の12日には5月の米CPI、13日未明にはFOMCの声明発表とパウエルFRB議長の記者会見、週末には日銀金融政策決定会合と、重要イベントが相次ぐため、「結果を見極めたいとの雰囲気が支配的で、積極的な売買は見送られた」(外為仲介業者)とされる。
 終盤は、参入した海外勢のドル買い・円売りが強まり、157円30銭台に値を上げた。市場では「新規の材料が出たわけではないが、週末に発表された米雇用統計が強く、FOMCで年内の利下げ想定回数が引き下げられるとの観測が広がっているため、ドルが買われやすくなっている」(FX業者)との声が聞かれた。
 ユーロは対円で上昇、対ドルで小動き。午後5時現在は、1ユーロ=169円35~37銭(前日午後5時、169円00~01銭)、対ドルでは1.0764~0764ドル(同1.0764~0765ドル)。

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