〔NY金〕反発、2327.00ドル(10日) 2024年06月11日 03時47分

 【ニューヨーク時事】週明け10日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、週央発表の米消費者物価指数(CPI)や米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定が注目される中、中国の金購入停止観測などを受けた売りが一巡し、反発した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前週末比2.00ドル(0.09%)高の1オンス=2327.00ドル。
 相場は前週末7日、中心限月の清算値ベースで5月初旬以来約1カ月ぶりの安値を更新。中国人民銀行(中央銀行)が7日公表したデータで、同中銀が1年半続けていた金保有量の買い増しを5月で停止したことが判明した。金高騰のけん引役とされた中国の需要の先行き懸念が広がったことに加え、予想を上回る米雇用統計を受けて米早期利下げ期待が後退したため、金の売りが活発化。ただ、こうした売りの流れは10日の取引中盤までに一服し、相場は小幅ながらプラス圏を回復した。
 市場の関心は、米労働省が12日午前発表する5月のCPIに向いている。FRBが同日まで2日間の日程で開催する連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利据え置きが決定されるとの見方が大勢。ただ、FOMC声明や最新の経済・政策金利見通し(ドットプロット)の公表に加え、パウエルFRB議長による会合後の記者会見で発言などを見極めたいとの思惑から様子見ムードが台頭。ポジション調整の取引にとどまり、方向感に乏しい値動きとなった。

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