〔米株式〕NYダウ続伸、132ドル高=ナスダックも高い(15日午前) 2024年05月15日 23時12分

 【ニューヨーク時事】15日午前のニューヨーク株式相場は、4月の米消費者物価指数(CPI)が鈍化したことを好感した買いに、続伸している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時現在、前日終値比132.32ドル高の3万9690.43ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は64.83ポイント高の1万6576.01。
 米労働省が朝方発表した4月のCPIは前年同月比3.4%上昇し、前月(3.5%上昇)から3カ月ぶりに鈍化。市場予想と一致した。前月比では0.3%上昇と予想の0.4%上昇を若干ながらも下回った。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数も3.6%上昇と予想通りで、伸び率は前月から縮小した。同時に米商務省が発表した4月の小売売上高は前月比横ばいとなり、予想の0.4%増を大きく下回った。インフレ圧力や消費の落ち着きが意識され、米利下げ期待が再燃。ダウは買いが先行している。
 米長期金利の低下も投資家心理の下支え要因となっているもよう。CMEグループのフェドウオッチによると、市場は現時点で9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが実施される確率を7割程度織り込んでいる。
 ダウ構成銘柄では、セールスフォース、ホーム・デポ、メルクが上伸している。一方、個別銘柄を見ると、米地銀持ち株会社ニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)が1%超安と軟調に推移。同社は14日、約50億ドル(約7750億円)相当の住宅ローン提供機関向け債権をJPモルガン・チェースに売却することで合意したことを明らかにした。

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