〔NY外為〕円大幅上伸、155円台前半=米CPIなど受け(15日朝) 2024年05月15日 22時18分

 【ニューヨーク時事】15日午前のニューヨーク外国為替市場では、米インフレ圧力の緩和や個人消費の減速を示唆する統計の発表を受けて、円買い・ドル売りが加速し、円相場は1ドル=155円台前半に大幅上伸している。午前9時現在は155円10~20銭と、前日午後5時(156円39~49銭)比1円29銭の円高・ドル安。
 米英欧など主要国の金利低下を背景に、円は海外市場でじりじりと上昇。この流れを引き継ぎ、ニューヨーク市場は155円60銭台で取引を開始した。
 朝方発表された一連の米経済指標のうち、市場が最も注目した4月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%上昇と、市場予想を0.1ポイント下回った。また、4月の小売売上高は、前月比0.4%増の事前予想に対し、横ばい。5月のニューヨーク州製造業景況指数も総合でマイナス15.6と、前月から小幅に悪化し予想を下回った。
 CPIの前年同月比伸び率は3.4%と、連邦準備制度理事会(FRB)が物価安定目標とする2%を依然大きく上回っている。しかし、前月から小幅低下したことでインフレ圧力は徐々に弱まりつつあると受け止められ、市場は円買い・ドル売りで反応。円は一時154円75銭付近に急伸した。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0850~0860ドル(前日午後5時は1.0815~0825ドル)、対円では同168円40~50銭(同169円19~29銭)と、79銭の円高・ユーロ安。

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