〔NY金〕反発、2359.90ドル(14日) 2024年05月15日 04時29分

 【ニューヨーク時事】14日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル売りが優勢となり、反発した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比16.90ドル(0.72%)高の1オンス=2359.90ドル。
 この日の外国為替市場では、対ユーロでドルが下落。ドル建てで取引される金の割安感につながり、この日は買いが先行した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は14日、オランダ・アムステルダムでパネル討論を行い、経済指標を踏まえると「次の動きが利上げである公算は小さい」と述べた。利下げも明言しなかったものの、利回りを生まない金にとって高金利環境はマイナス要因になることから、パウエル氏の発言を強材料と受け止める向きもあった。
 一方、この日発表された4月の米卸売物価指数(PPI)は、市場予想を上回り、インフレ圧力の根強さが示唆される内容だった。利下げ期待がやや後退し、発表直後の金相場は一時マイナス圏に沈んだ。
 市場では、翌15日に公表される4月の米消費者物価指数(CPI)から、金融政策の先行きに関する手掛かりを得たいとの思惑が広がっている。

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