〔東京外為〕ドル、154円台後半=FRB高官発言で上昇(17日午後5時) 2024年04月17日 17時11分

 17日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長らの利下げに慎重なタカ派発言に支援され、1ドル=154円台後半に上昇している。朝方には154円70銭台に乗せる場面もあったが、介入警戒感が重しとなり、終盤はやや伸び悩んだ。午後5時現在、154円60~61銭と前日(午後5時、154円39~39銭)比21銭のドル高・円安。
 ドル円は早朝、前日の海外市場で買いが優勢となった流れから154円60銭台で取引された。午前9時以降は、パウエル議長らの発言に支援されながらも「介入警戒感から上値を攻めにくい」(大手邦銀)状態となり、154円60銭台を軸とした狭いレンジでの値動きに終始した。午後も同様の展開だったが、終盤は林官房長官の円安けん制発言でやや売られたが、午後5時にかけては下げ渋る展開となった。
 前日の米国時間の序盤は、政府・日銀の介入を警戒した売りで153円90銭近辺に急落。中盤以降はパウエル議長らFRB高官の利下げに慎重な発言に支援され、154円80銭付近に切り返した。終盤は、154円70銭前後で推移した。
 東京時間は「ドル円は底堅いながらも、介入を警戒して上値を試しにくい」(運用会社エコノミスト)状態を余儀なくされた。終盤は、林官房長官の「為替動向をしっかりと注視、万全の対応を行う」とのけん制発言でやや売られたが、「すぐに戻す動きとなり、改めてドル円の底堅さが意識された」(先の運用会社エコノミスト)との声が聞かれる。
 ユーロは終盤、対円、対ドルで強含み。午後5時現在、1ユーロ=164円27~28銭(前日午後5時、163円91~94銭)、対ドルでは1.0624~0625ドル(同1.0617~0618ドル)。

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