〔NY外為〕円続落、154円台後半=約34年ぶり安値更新(16日) 2024年04月17日 06時26分

 【ニューヨーク時事】16日のニューヨーク外国為替市場では、米利下げ先送り観測を背景に円売り・ドル買いがさらに進み、円相場は一時1ドル=154円79銭に下落。1990年6月下旬以来、約34年ぶりの安値を更新した。午後5時現在は154円68~78銭と、前日同時刻(154円22~32銭)比46銭の円安・ドル高。
 この日は、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン副議長が午前に講演し、今後の経済指標で予想以上のインフレ持続が示されれば「景気抑制的なスタンスをより長期間維持することが適切になる」と発言。また、パウエル議長も午後のイベントで、最近の指標を踏まえれば、「インフレ鈍化の確認にはさらに時間がかかる可能性がある」と述べ、政策金利を現行水準で当面据え置くことを示唆した。
 こうした中、米長期金利の指標である10年債利回りは一時4.7%に接近。日米金利差の拡大観測を背景に、円売り・ドル買いが一段と加速した。しかし、午前に155円の節目に向けて円安が進行した場面では一気に153円台に切り返すなど、日本の通貨当局による為替介入を警戒した突発的な値動きもみられた。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0614~0624ドル(前日午後5時は1.0620~0630ドル)、対円では同164円16~26銭(同163円79~89銭)と、37銭の円安・ユーロ高。

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