〔米株式〕ダウ7日ぶり反発、63ドル高=企業決算を好感(16日) 2024年04月17日 05時37分

 【ニューヨーク時事】16日のニューヨーク株式相場は、この日発表された企業の決算内容が好感されて7営業日ぶりに反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比63.86ドル高の3万7798.97ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は19.77ポイント安の1万5865.25で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3401万株減の9億3357万株。
 米医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループの1~3月期決算は市場予想を上回る内容で、5.2%上昇した。ダウ平均への影響が最も大きい銘柄の一つで、全体をけん引した。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言や米経済指標を背景に早期の利下げ期待が後退したことが重荷となり、上値は限られた。
 FRBのパウエル議長は16日のイベントで、「インフレ鈍化の確認にはさらに時間がかかる可能性がある」と述べ、政策金利を現行水準で当面維持することを示唆した。ジェファーソン副議長もこの日、同様の見解を明らかにした。
 同日発表の3月の米鉱工業生産指数では、2月分の数値が上方修正された。「景気が強いという印象を与えた」(日系証券)ことで、利下げ観測の後退につながった。
 ダウ平均では他に、セールスフォースが1.7%高、ボーイングが1.6%高、IBMが1.4%高。一方、決算内容が嫌気されたジョンソン・エンド・ジョンソンが2.1%安、アップルが1.9%安、ハネウェル・インターナショナルが1.7%安、JPモルガン・チェースとキャタピラーがいずれも1.1%安。

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