〔NY金〕続伸、2281.80ドル=連日の最高値(2日) 2024年04月03日 04時37分

 【ニューヨーク時事】2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、中東情勢の緊迫化を背景に買われ、続伸した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比24.70ドル(1.09%)高の1オンス=2281.80ドルとなり、中心限月の清算値ベースとしては4営業日連続で史上最高値を更新した。
 イランの在シリア大使館領事部が1日、イスラエルが発射したとみられるミサイル攻撃を受け、イランの精鋭「革命防衛隊」の司令官や副官らが殺害された。イスラエルがイランの在外公館を標的とするのは極めて異例。パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとの戦闘が長期化し、イスラエルとイランの対立が先鋭化するとの警戒感が台頭している。地政学的リスクの高まりを受けて、「安全資産」としての金の買いが活発化。相場は騰勢を強め、一時2290ドル台と、2300ドル台に迫る水準に上伸した。
 米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に政策金利の引き下げを開始するとの根強い観測も引き続き利子の付かない資産である金塊の支援要因。最近発表された一連の米経済指標の強めの内容を受けて、この日は米長期金利が上昇し、対ユーロでドル高となったにもかかわらず、金の買い地合いは強かった。市場関係者の間からは、直近の連騰について、資産管理会社などによるショートカバーの影響を指摘する声も聞かれた。

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