〔NY外為〕円、150円台前半(1日) 2024年03月02日 07時42分

 【ニューヨーク時事】週末1日のニューヨーク外国為替市場では、海外市場の円売り・ドル買いの流れを引き継ぎ、円相場は1ドル=150円台前半に下落した。午後5時現在は150円08〜18銭と、前日同時刻(149円92銭〜150円02銭)比16銭の円安・ドル高。ただこの日発表の米経済指標が低調な内容となったことで、利下げ期待からドルを売る動きもあり、円の下値も限定的だった。
 日銀の植田和男総裁は前日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で、物価の目標の達成は「見通せる状況に至っていない」との見方を示した。発言を受けて海外市場では円売り・ドル買いが活発化、ニューヨーク市場の朝方も円が150円台後半まで下げる場面があった。
 ただ、午前に発表された米サプライ管理協会(ISM)が発表した2月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)は47.8と市場予想(ロイター通信調べ)の49.5を大幅に下回った。米ミシガン大学が発表した消費者調査も、2月の景況感指数(確報値)が76.9と予想を下回る弱めの内容となった。米景気先行き懸念が強まるとともに早期利下げの可能性が再び意識され、米長期金利が低下。円相場は両統計発表後に下げ幅を圧縮した。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0835〜0845ドル(前日午後5時は1.0800〜0810ドル)、対円では同162円64〜74銭(同162円00〜10銭)と、64銭の円安・ユーロ高。

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