〔NY石油〕WTI3日ぶり反発、79.97ドル=4カ月ぶり高値(1日) 2024年03月02日 05時51分

 【ニューヨーク時事】週末1日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、有力産油国による減産継続観測を背景に買いが膨らみ、3営業日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比1.71ドル(2.19%)高の1バレル=79.97ドルと昨年11月以来約4カ月ぶりの高水準。週間では4.55%上昇した。5月物は1.64ドル高の79.09ドルだった。
 石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は来週開催予定の会合で、4月以降の生産方針について協議する。市場では、サウジアラビアやロシアが自主減産を継続するとの見方が有力。一部では、さらに年末までの延長予想も浮上しており、需給引き締まりを見込んだ買いが先行した。
 また、朝方発表された2月の米経済指標は、サプライ管理協会(ISM)の製造業購買担当者景況指数(PMI)、ミシガン大の消費者景況感指数(確報値)がいずれも市場予想を下回る低調な内容。これを受け、景気下支えに向けた早期利下げへの期待が再燃し、相場はドル安を追い風に一気に80ドルの大台に乗せた。
 その後、80ドル台後半では上値が重くなり、上げ幅をやや縮小。午後に入り、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが公表した統計によると、1日までの週の石油掘削リグ稼働数は506基と前週から3基増加した。ロイター通信によると、昨年9月以来の高水準となったが、利益確定の動きは限定的だった。
 ▽ガソリン=上伸。中心限月4月物の清算値は3.34セント高の1ガロン=261.44セント。
 ▽ヒーティングオイル=上伸。4月物の清算値は5.43セント高の1ガロン=270.42セント。

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