〔NY金〕最高値更新、2095.70ドル=週間では2.26%高(1日) 2024年03月02日 04時28分

 【ニューヨーク時事】週末1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米長期金利の低下や対ユーロでのドル下落を背景に買いが膨らみ、続伸した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比41.00ドル(2.00%)高の1オンス=2095.70ドルと、中心限月の清算値ベースで昨年12月27日以来約2カ月ぶりに史上最高値を更新した。週間では2.26%高だった。
 米サプライ管理協会(ISM)が午前発表した2月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)は47.8と前月(49.1)から低下。市場予想(ロイター通信調べ)の49.5を大幅に下回った。加えて、米ミシガン大学が発表した消費者調査によると、2月の景況感指数(確報値)は76.9となり、1月の確報値(79.0)から低下。市場予想の79.6も大きく下回った。これらの弱めの指標内容を受け、米早期利下げ観測が意識され、米長期金利が低下。対ユーロでドルが下落し、金利を生まずドル建てで取引される金に旺盛な買いが入った。
 一方、リッチモンド連邦準備銀行のバーキン総裁は1日、CNBCテレビのインタビューで、連邦準備制度理事会(FRB)の年内利下げの可能性について、「インフレが正常化すれば、金融政策の正常化が望ましい」との見解を示した。
 世界第2位の金消費国であるインドの金の現物需要は、今週、同国内の価格上昇を受け圧迫され、購買活動の鈍化を招いた。

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