〔東京外為〕ドル、150円台半ば=株大幅反発で上昇(1日午後5時) 2024年03月01日 17時06分

 1日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日経平均株価の大幅反発などを受けて、1ドル=150円台半ばに上昇した。午後5時現在は、150円48〜50銭と前日(午後5時、149円67〜67銭)比81銭のドル高・円安。
 朝方、植田日銀総裁がG20閉幕後の会見で、2%の物価上昇目標の持続的・安定的な達成について「今のところ、まだそこまでには至っていない」と発言。これを受けてドル買い・円売りが先行し、150円15銭程度まで上昇した。午前は日経平均の大幅反発や時間外取引での米長期金利上昇に支援され、150円30銭台まで値を上げた。
 午後も4万円の大台に迫る日経平均などに支援され、150円50銭近辺へ上伸した。
 前日の米国市場では、PCE物価指数の伸び鈍化や週間新規失業保険申請件数の低調などで149円20銭台まで下げ足を速めたが、その後は「月末によるドル買いフローに助けられた」(外為仲介業者)とされ、下げ分を取り戻した。
 東京市場も、植田日銀総裁のハト派的な発言や日経平均の大幅高などで買い戻しが活発化し、150円台半ばに戻した。市場関係者は「前日の海外市場の安値から1円以上上昇しており、かなり強い印象。151円台を付けたいのだろう」(FX会社)と話す。
 米国時間に2月のISMサービス業PMIやミシガン大消費者景況感指数確報値が発表されるほか、ウォラー、クグラー両FRB理事の講演などが予定される。ただ、来週にパウエルFRB議長の議会証言や雇用統計を控えていることから、「レンジをブレークする材料にはなりにくい」(同)とみられている。
 ユーロは対円で上昇、対ドルは下落。午後5時現在は、1ユーロ=162円72〜73銭(前日午後5時、162円08〜09銭)、対ドルでは1.0812〜0812ドル(同1.0828〜0830ドル)。

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